酔いつつ誘うOL

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その日、男二人で飲みに行った居酒屋は混んでてカウンター席になった。

飲みにと言っても俺は下戸なので連れが一方的に飲むだけ。

なので俺は車で来て、いつも連れを乗せて帰るのが恒例だった。(パシりじゃないぞ、念のため)

カウンターの隣席にいたのはOL風の三人組。

うち一人は若く、他の二人に敬語なので新人かな?と思っていた程度。

もちろん初見はその程度で、特に意識することなくそれぞれ会話してたんだが・・・

ある瞬間

「ですよねぇ」

という俺と新人娘の相槌が見事にハモった。

もちろん狙ったわけじゃなく、単なる偶然。

その直後はお互い爆笑したけど特に絡むわけでもなくまた別々の会話に戻って、最後に会釈だけして店を出て行った。

俺たちはもう一軒別の店(連れの行きつけ、俺も顔なじみ)へ移動して飲み直し。

俺は素面のまま。

2時間くらいまったりした頃には連れもだいぶ酔いが回ってきていた。

店を後にしコインパーキングに向かう途中にゲーセンがあり、連れがちょいと寄り道、と提案。

特に逆らう理由もなくゲーセンに入ると、さっきの三人娘にばったり。

あちらも酒がすすんだのか、顔が赤い。

一人が俺の顔を見て

「お酒強いんですね」

と言うので下戸だと説明すると

「えー見えなーい」

ほっとけ。

結局団体行動になり、UFOキャッチャーやらレースゲームやらで小一時間。

そんなこんなしてると突然

「プリクラ撮ろう!」

という提案が。

俺たちはさすがに気恥ずかしく渋ったが、結局は押し込まれる事に。

クソ狭いところに5人で入り撮影開始。

俺の前には小柄な新人娘が来た。

撮影中も前後にフラフラする新人娘。

俺の胸板にごつごつと後頭部がヒットし、たまに頭頂部が顎に入る。

痛ぇよ。

気恥ずかしい撮影が済み、出てきたプリクラを横のテーブルでハサミで切り分け始める娘たちをその後ろで待つ。

その時。

「げぅぶっ」

「一口目」が新人娘の喉まで上がってきて、異様な音と匂いを周囲に発した。

なんとか抑える娘。

幸い、後ろ数メートルの所がトイレ。

その音にすかさず3歩ほど飛びのいた先輩娘たちに新人娘のかばんを持ってもらい、襟の後ろと左肘のあたりを後から掴んで男女共用トイレに放り込む。

「ぐえfrgthyj(ry」

間一髪、どうにかほぼ被害無くGR。

まずはセーフ。

新人娘の酒と肴が盛大に無駄になるのも一段落し、先輩娘Aから差し入れられたミネラル水で口をゆすがせトイレを出た。

すると先輩Bがいない。

Aに聞くと

「終電なので帰った」

と。

そして連れもいない。

Bと同じ方向なのでボディガードがてら一緒に帰った、と。

(それ自体は嘘じゃないが、後日ちゃんとお持ち帰りだった事が発覚)

もう終電もないのでAに新人と一緒にタクシー帰りを勧めるが、Aは間もなく彼氏と駅前で待ち合わせ(で、ご宿泊と)だと。

しかも俺の車のことを連れから聞いてた。

そうこうしてる間に目覚める新人娘。(この間、ずっと寝てた)

A「大丈夫?大丈夫ね?大丈夫でしょ?大丈夫よね?ちゃんと俺さんに道教えてね?じゃね。」

本当にこの勢いで新人娘に語りかけ、Aはあいさつもそこそこに駅前へ。

女って・・・

新人娘「よろしくお願いします」

お前はお前で危機感無しかい。

ちなみにけっこう端折ってはいるが、ゲーセン小一時間の間にそれなりに仲良くはなっていた。

で、俺は意を決して車の助手席に押し込み、きっちり新人娘のアパートまで送ってやったんだなこれが。

車から降りる段階になってもまだ足元がフラフラな娘。

しゃーない、部屋の前まで肩を貸す。

鍵を開け、玄関に入れてやる。

靴を脱がせて座らせ、さあ帰ろうとすると上着の裾を掴まれた。

立てないらしい。

仕方なく靴を脱ぎ、ベッドまで連れていきごろんと寝かせる。

「じゃ、俺はこれで」

本気で帰ろうとしてた俺。

「馬鹿ですかあなたはっ!」

いやいやいや。

お礼を言われるならまだしも。

なんで罵倒されてんねん俺。

「夜更けに女の子のぎゃりこんでわかりゃりゃ」

盛大に噛んだ。

台詞を噛んで、我に返ったらしい。

「・・・ごめんなさい。ありがとうございました」

気にしないでと言って、なおも帰ろうとする空気の読めない俺。

掴まれる上着。

どうあっても帰したくないらしい。

さすがに俺も意を決して、新人娘をベッドに寝かせて部屋の電気を消し・・・・もう限界だった。

俺はそのままベッドサイドの床に横になり、眠った。

後で聞いたら

「本当に馬鹿だと思った」

そうだ。

床で寝てたので身体の痛みで目が覚ますと、休日の朝。見慣れない部屋に戸惑う馬鹿な俺。

ようやくいきさつを思い出し、身体を起こすとベッドで寝ていた新人娘から声が。

「オハヨウゴザイマス・・・・」

どうやら昨夜のすべてを覚えているらしい。

アホほど落ち込んでいるのが分かる。

それもどうやら酔った醜態そのものよりも「女の武器」が俺に全く効かなかった事がショックだったらしい。

はい??

結局のところ、どうやらゲーセンで偶然会った後は先輩A・Bが仕込んでいたらしい。

(というより、Bが連れと帰る為の生贄にされたと思うんだが本人は気付いてない)

想定外は自分のGRと俺が車で来ていた事、そして俺が何もせずに帰ろうとした事。

「私は魅力が無い?」

と言われて

「そんな事はない」

と否定した後、目をつぶられた。

そのままこっそり帰る、というネタが頭を過ったんだがさすがにそれは無理。

スタッフが小柄な新人娘をおいしk(ry

スペック:身長150cm 体重4Xkg 黒髪ボブ 上から やや小ぶり 寸胴 小尻 細め足。 

で、そこから付き合う事になった

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